もしあなたが火事にあったら まっさきに読むべきサイト
例えば、築30年の中古戸建てを土地付き1,000万円で買ったからといって、1,000万円の保険に入れば良いというわけではなく、5人がゆったりと暮らす家を新築するなら3,000万円以上必要。
ただ、全焼認定されないと7割とかしか出ないので、2,100万円になっちゃいます。
さらに燃えた家の解体費用を200万円くらい見とかないとなりませんので、十分かなと思っていても意外と足りなくなります。
もちろん、補償内容を厚くしすぎると当然それに比例して保険料が上がっちゃうので、どこかで折り合いを付けないとならないですね。
※そもそも保険会社によっては、家族構成や住宅情報を入力しただけで、保険料も保険額も決まってしまい、選べないことも多いようですが。
焼損・破損・汚損した家財は、すべてリストに明記して提出しないとなりません。
これは、完全に自己申告でした。
写真添付なし、実地調査も無し(実地調査は不動産チェックのみ)です。
保険会社独自の家財リストフォーマットがあって、それに個数や○を付けていきます。
ひとつひとつに取得時の価格を記載する欄はありません。
どうやら保険会社自身で定められている価格があって、それに沿って算定されるっぽいです。
例えば、『男性用革靴は2万円で固定』とか。
「いや、おれの革靴は20万円なんだぞ!」みたいなのは通用しなさそうでした。
(保険会社によっては、事前申請で宝石とか登録できたりするっぽいですね)
あと家財リストフォーマットが異常に古くて昭和な感じ。
和服の項目にやたらページが割かれていたり、五右衛門風呂の項目があったり……。
テレビゲーム等の欄がなかったので、長男のNintendo SwitchやWii Uは、追加項目として手書きで記載しました。
それぞれにいくらの査定が付いたのかは不明です。
あと、焼損・破損・汚損の欄があるのですが、その定義がどこにも書かれていないんです。
申告者の判断に任せられた部分と解釈したので、「ニオイが付いてる」「ちょっぴりススが付いてる」でも、もれなく汚損として申告しました。
さらに「家電製品が問題なく動くのか?」のチェックが何気に難しい…!
なぜなら、
勤務先の福利厚生事業として住宅災害時の見舞金制度がある場合があります。
わが家の場合は、妻の勤め先の
のそれぞれに見舞金制度があり、被災の程度によって数万円〜数十万円の見舞金給付を受けることができました。
これらもひとつひとつ罹災証明書を消防署に発行してもらい、写真や被害状況報告書などの請求書類を揃えて申請する必要がありました。
クレジットカードの付帯サービスに海外旅行傷害保険が付いているように、共済会や互助会、医療保険にも住宅災害見舞金制度があるんですね。
額はそれほど大きくないものの、現金給付は非常時にとても助かるので、しっかりチェックして忘れずに請求しておきたいものです。
ちなみに、もしかして…?とチェックした学資保険と自動車保険にはそんな付帯補償はありませんでした。(ですよねー)